予選:4番手 決勝:3位

全日本 Round 4: -SUGO (宮城)全日本ロードレース選手権ST1000クラスは、ようやく2戦目となるSUGOラウンドを迎えた。開幕戦では、悔しい優勝を味わっただけに、今回こそトップでチェッカーフラッグを受けたいところだった。
5月の2週目に行われた事前テストでは、いろいろ試しながら、いい部分、悪い部分を検証していった。その結果を踏まえてセットを進めたところからレースウイークがスタートした。
初日は、雨が降ってしまいウエットコンディション。今年のパッケージで雨を走るのが初めてことだったが、その中で確認できることをしていった。さらに2本目で試そうと思っていたセットがあったが、コースイン直後に霧が出てしまい、そのまま中止となってしまう。

全日本 Round 4: -SUGO (宮城)土曜日は天気が回復しドライコンディションで公式予選が行われた。ここでマシンセットに悩んでいたが、事前テストとは違うセットをチョイス。これが、いい方向にいかなかったため、思うようにタイムを縮められずに4番手となってしまう。

全日本 Round 4: -SUGO (宮城)決勝は、事前テストの状態に戻すことを選択。朝のウォームアップ走行で確認。予選のときよりもフィーリングはよくなっていた。

全日本 Round 4: -SUGO (宮城)レースは、2周目に入ったところでホームストレートで多重クラッシュが発生。すぐに赤旗中断となり、午後に仕切り直しで行われることになった。周回数は2周減算され16周の勝負となる。

全日本 Round 4: -SUGO (宮城)スタートは、うまく決まり3番手で1コーナーに入ると、そのままオープニングラップを終える。4周目に1台にかわされ4番手に下がるもののトップグループにつけ周回を重ねる。レースもちょうど折り返しを迎えようという8周目に國峰選手がトップに立つとペースを上げていく。これを追いたい裕紀だったが、前の渡辺選手を12周目の馬の背コーナーでパス。前を追っていくが、残り周回数も短く追いつくのは難しい。そして背後には渡辺選手が迫ってきており3位争いを繰り広げる。裕紀は、渡辺選手を抑えてゴール。3位表彰台に上がる結果となった。

全日本 Round 4: -SUGO (宮城)高橋裕紀「日本郵便やファンの皆さんの前で勝つことを目標に走ったのですが、お見せすることができず悔しいですね。セッティングをギリギリまで悩んだことがマシンを詰め切ることができなかった原因です。この後は、鈴鹿8耐をはさみ、後半戦に入っていきますが、しっかり勝ちにいけるようにチームと一丸となって挑みます!」