予選 :12番手決勝 :18位

全日本 Round 7: -AUTOPOLIS (大分)全日本ロードレース選手権第7戦が大分県・オートポリスで行われた。前戦のMOTEGI2&4レースから2週間後、その間に事前テストが行われており、チームにとってはかなりのハードスケジュールとなっていた。
前週に行われた事前テストは、セットの違う2台を比較するところからスタートしたが、初日は通り雨で1時間くらいしか走れず、タイヤを選択するところまでできていなかった。2日目は施設の停電のため全く走れず、レースウイークに持ち越しとなった。

全日本 Round 7: -AUTOPOLIS (大分)そのレースウイークも不安定な天候に悩まされることになる。金曜日の1本目は、数周ドライで走れたものの、雨が降り始め終了。2本目はウエットコンディションとなり、サスペンションセットを行いながらいいフィーリングを得ていた。

全日本 Round 7: -AUTOPOLIS (大分)今回は土曜日に公式予選とレース1が行われる予定だったが、悪天候のためにキャンセルとなってしまい、日曜日の朝に公式予選が行われるスケジュールに急きょ変更される。

全日本 Round 7: -AUTOPOLIS (大分)迎えた日曜日は、朝から好天となり、まずはJ-GP3クラスの予選が行われた。このセッションが始まるときはフルウエット状態だったが、徐々に乾いて行き、JSB1000クラスの公式予選が始まるころにはほぼドライコンディションとなっていた。裕紀はまずレインタイヤでコースインし、コースコンディションを確認。すぐにピットに戻り決勝で履く予定のタイヤを試したが、今ひとつの感触だった。その後、ソフト目のタイヤを履きタイムアタックし、1分50秒801で12番手となる。

全日本 Round 7: -AUTOPOLIS (大分)決勝に向けては大きな変更は行わなかったが、タイヤチョイスで悩んだ。もう一つのタイヤはテストしておらず、前回(もてぎ)ほとんどデータのないタイヤで苦戦した反省もあり、今回履いているタイヤをチョイスすることにしたのだが…。
決勝がスタートすると、コースコンディションとのマッチングが悪いのか、最初からグリップせずペースを上げることができない。オープニングラップは10番手で戻って来るが、1台、また1台とかわされ14番手までポジションを落としてしまう。

全日本 Round 7: -AUTOPOLIS (大分)その背後にザクワン選手が迫り、10周目の第2ヘアピンでインから強引に仕掛けてくる。そのままマシンを寝かせれば接触してしまうため、回避するためにマシンを起こしコースオフ。大きくタイムをロスし22番手まで下がるが、そこから追い上げ18位でゴールとなった。

全日本 Round 7: -AUTOPOLIS (大分)高橋裕紀「いつも応援ありがとうございます。今回はみんな同じ条件ですが、走る時間が少なく、タイヤチョイスに悩みました。結果的によくない方を選んでしまったので、今後は気をつけて行きたいと思っています。なかなか厳しいレースが続いていますが、いい結果を出せるようチームと一緒に努力しています。次戦は事前テストからしっかり走って、いいレースにしたいと思っています。引き続き応援よろしくお願いいたします」